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「 National Treason 1-3-7 海淵を進む(2) 」

[Canvas版] Java版

No. 5538
タイトル : National Treason 1-3-7 海淵を進む(2)
特徴 : 難易度:7 今度のは普通に難しかったり・・・ 噴火がとてもウザいが冷静に対処しよう ★ページ最下部に中間ストーリー有
作者 : チャチャモ


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得点 コメント
順位 名前 得点 コメント 登録日時
1位 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 365   2011/08/19 21:35
2位 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 235   2011/07/11 19:07
3位 予感魚 155 ↓偽物乙 2011/07/11 09:01
4位 ami 145   2013/05/18 17:43
4位 むぎ 145   2012/12/21 14:54
4位 予感魚 145   2011/08/21 21:45
(ベスト5のみ表示)


ストーリー

クリス「やっと中間地点・・・やっぱり船を泳ぎで追うのは大変よね・・・(・・・っていうか人間技じゃない)」

クリス「・・・早く先を急ぎましょうか・・・」 BGM:TAM MUSIC FACTORY

中間ストーリー7 ~抹消された男~

クリス「よしっ やっと着いたわ・・・」

クリスはエル・ルガーの港へ着いた

クリス「それにしても本来なら船で渡る所を泳いで渡れるなんて・・・ストーリー展開無茶すぎ・・・」

管理人「気ニスルナヨ」

クリスは氷の鎖を辺りにばら撒いて管理人を追っ払った

クリス「それにしても正男達はどこかしら」

クリスはもう正男に対して敬語を使ってはいなかった

それは、長い旅を続ける中 みんなとのの仲が打ち解けてきた証だった

クリス「あ 居た! オーイ マサオー」

正男「ヲ クリスダ ドシタ ドシタ(゜∀。)」

クリスは正男を発見し ココまで来た道のりと、シルビアの言っていた事を説明した

ザトシ「要するに・・・アイツがクリスを殺ったのは俺たちの道中を困難にするためだったのか・・・」

クリス「ちょっと 誰が殺られたって・・・?」

ザトシ「スマソ」





浩二「・・・・・・で 何処なの? その教会は」

クリス「今 案内するわ」

そして数メートル歩き、着いたのが・・・・・・

クリス「ここよ」

正男「・・・コレが・・・?」

正男の目の前には教会と呼ぶには余りに小さな・・・しかし、

それはとても神秘的で、ザトシでさえ見た時身震いがした

正男「・・・・・・何か・・・すげえな・・・・・・」

浩二「うん・・・」







不意に教会の扉が開き・・・

???「おや? 何か御用ですか?」

正男「!!」

クリス「・・・貴方は?」

???「失礼 申し送れました・・・・・・ファーラーと申します」

七十を少し過ぎたような老人は挨拶した

ファーラー「こんな小さな教会に何の御用ですか?」

ファーラーはにこやかに微笑んでいたが、彼の眼は冷たく光っていた



正男(・・・なあザトシ・・・? あの人の笑い、何か恐いんだけど・・・)

ザトシ(知るかよっw 俺だって恐いわ)

クリス(・・・ファーラー・・・ドイツ語で案内人っていう意味ね・・・)



浩二「僕たち ベイルについて知りに来たんです!」

ファーラー「・・・・・・ベイルの存在は国家機密の筈ですが・・・?」

正男「俺たちは・・・・・・知っているんだ・・・」

クリス&ザトシ(そういやベイルの話は正男と浩二にしか聞いたこと無かった・・・)

ファーラー「・・・何故?」

浩二「・・・それは・・・」

ファーラー「待って下さい・・・ その蒼い眼・・・ひょっとして・・・・・・貴方は紅鷲さんの兄ですか?」



正男「!!」

浩二「!!」








クリス「・・・?」

ザトシ「ドシタ ドシタ」

正男「紅鷲・・・俺達の弟だ・・・・・・」

クリス「・・・え? 正男家の子供は正男、浩二、圭三の3人兄弟の筈じゃ・・・」



浩二「・・・クリスとザトシにはまだ喋ってなかったっけ・・・・・・家系から抹消された僕達の弟・・・それが三男”紅鷲”・・・」

ザトシ「・・・?」








昔、正男家には4人子供が居た・・・

上から、正男 浩二 紅鷲 圭三・・・

皆 イタズラ好きで、すくすく育っていった





そんなある日・・・

正男達が妙な音に気付いて、布団から起きると・・・・・・

村は血の海になっていた

???「暇だぁぁ~~!!! 機械兵がぶっ殺しても俺全然楽しくね~じゃん!? 眠ぃ~よ?! どういう事だ! 説明please!! ??? おい聞いてんのか!? By chance, do you want to die!?   あああああああああああああああ!!!!!!!!!!! 俺も殺りてぇ~!!!」

???「静まれ 我等の目的を忘れたか・・・? ???」

???「忘れてね~よ!? え~とぉ~ 雀鵬って奴を殺せばいいんだっけ~?」

???「そうだ さっさと行くぞ」

???「ヘイヘ~イ」

正男「・・・!!浩二っ! 聞いたか!?」

浩二「しかも今・・・父さんを殺すって・・・」

雀鵬は正男達の父で、過去に紛争で大活躍した

彼もベイルで、正男達にだけ、ベイルの存在を教えていたのだった

つまり・・・雀鵬も”あの日”以前のベイルだという事になる・・・





・・・結局二人や機械兵と正男等は一度も会う事が無かった・・・

しかし・・・その夜から正男達の父・・・・・・雀鵬 そして、紅鷲は村から消え去った・・・・・・



理由は分からない・・・・・・


しかし、その日から正男、浩二、圭三は父と紅鷲の事を忘れて・・・いや、忘れようとして新たな生活を始めたのだった



ザトシ「・・・そうだったのか・・・」

クリス「・・・」



正男「何故あなたが紅鷲の事を知っているんですか!? 何故・・・」



ファーラー「・・・詳しくは中で話す事にしましょう・・・・・・ ベイルとは何故産まれたのか、そして”あの日”の事・・・そして・・・・・・」















ファーラー「紅鷲さんの事も・・・」


正男「・・・ああっ・・・!!」








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教会内部



ファーラー「まず一つ言わせて頂きます・・・  私は貴方達の味方ではありません

浩二「・・・?」

ファーラー「過度な期待はしないで頂きたい・・・という忠告です  我等はただの”観測者”ですから」

クリス「・・・分かりました・・・」

正男「そんなのっ! どうでもいいからっ! 早く・・・」



ファーラー「紅鷲さんは生きていますよ・・・ベイルとなってね

正男「!!!!!!!」

浩二「!!!!!!!」

クリス「正男!浩二! 落ち着いて!!」

正男「・・・っ・・・ 今何処に居るか分・・・」



ファーラー「戦いの味を覚え・・・・・・闇を生きる削除人となっている様ですがね」

正男「え・・・・・・!!」

浩二「それは・・・つまり・・・アイツが悪に染まったと・・・・・・」


ファーラー「ええ、端的な言い方をすれば・・・ですがね」

正男「・・・そんなっ・・・・・・馬鹿な・・・・・・」


ファーラー「信じないなら
結構



浩二「・・・ファーラーさん・・・・・・僕達をベイルに出来ますか・・・?」

クリス「!?」

ザトシ「・・・!!!」

正男「・・・・・・」





ファーラー「・・・何故?」



正男&浩二「アイツを闇から連れ戻す!」


ザトシ「・・・」

クリス「・・・w  そうね・・・ww」



正男「無属性じゃ簡単にはベイルを倒せねぇ・・・・・・ 軍との戦いでそれを実感した・・・」

浩二「・・・軍を改心させ、父さんを探して・・・・・・そして・・・アイツを元に戻す為に!!」



正男&浩二「俺達は ベイルになる!!」

ファーラーは一瞬柔らかな笑みを浮かべた

ファーラー「・・・分かりました・・・お見せしましょう・・・ベイルになる方法を・・・」



ファーラーは教会の奥へと歩き出し、黒い古びた扉の前で立ち止まった

正男「・・・これ?」

ファーラー「ええ この向こうにベイルになる為の”物”が在ります」

ザトシ「・・・何が?」

ファーラー「人それぞれですよ・・・ そこには”もう一人の自分”が居る」

浩二「!!」







ファーラー「・・・この扉の向こうにあるものは杯 その杯に手を触れると気を失い・・・・・・自らの精神世界へ移動します・・・
・・・そこで貴方達には 自分の・・・謂わばリミットを解除してもらいます   貴方達があちらで戦うのは・・・自分の闇・・・」

ザトシ「・・・? 自分の闇に勝ったら、何でベイルになれるんだ・・・?」



ファーラー「・・・あー・・・ ”自分の闇”という言い方は少し正確ではありませんでした・・・  自分のベイルとしての力を押さえ込んでいる心の鍵と、貴方達は戦います」

浩二「・・・それって・・・!」

ファーラー「その通りです この世の人間は、本来皆ベイルとしての力を持っているのですよ」

クリス「・・・!」

ファーラー「しかし、常人は無意識の内にそれを押さえ込んでしまう・・・ その鍵を破った者だけがベイルとなれるのです・・・」




クリス「ちょっと待ってよ!! 私はっ 私はこんな事しなかったのにどうしてベイルに・・・」

ファーラー「・・・今は話すには早すぎる・・・というより言えないのですよ」

クリス「・・・・・・」





正男「・・・分かった・・・ じゃあ3人で同時に扉を開けて、同時に杯を触ろう!」

浩二「分かった!」

ザトシ「死ぬ時は一緒って訳か!」

皆「オイ」

ザトシ「スマソ」



ファーラー「待って下さい あちらで負った傷はこちらに戻った時に自分の体に戻る・・・ あちらで死ねばこちらでも死にますよ・・・ 

・・・・・・それでも・・・貴方はベイルになりたいのですか・・・?」



正男「ああ・・・」

ファーラーはにっこりと微笑みかけた








ファーラー「いい眼ですね・・・その眼の光・・・・・・絶対に忘れるんじゃありませんよ ・・・いってらっしゃい」



正男は笑って頷き 扉を開けた・・・











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扉の中・・・

ザトシ「これが杯か・・・ キレイだけどちっちゃいな~」

浩二「・・・行こうか・・・」

正男「ああ・・・」



正男達が杯に触れた瞬間・・・室内は眩しい光に包まれ・・・・・・



正男達は気を失った