[Canvas版] Java版

No. 5409
タイトル ： 「 スーパー正男と浩二 ep.004「ザトシを追え！」 」
特徴 ： オリジナルのタイトル・クリアー・ゲームオーバー画像を今ステージで初導入しました。
作者 ： 時雨城

ストーリー

亀大量発生の原因は、次から次へと亀を量産するという不気味なロボットだった。某ポケモンにも似ているような気もするが・・・

上司「いや～お疲れさん。はい今日の給料」

正男「あざーす！ふ～、しっかし誰の仕業だぁ？あんな物騒なロボットなんか作って騒ぎを引き起こした奴は・・・」

浩二「さぁね・・・でもどうせ兄さんが壊したんだし、これにて一件落着だけどね♪」

正男「だな。さて、帰るか。腹減った～」

浩二「今日の夕食はご馳走にでもするかな～」

正男「おっさすが我が弟！で、何にするんだ？」

浩二「兄さんの大好物、もやし炒め！」

正男「お前のじゃねえか！」

そんな二人の帰路を監視する怪しい気配が―――

？？？「フフフ・・・正男に、浩なんたら・・・あの赤と緑の兄弟で間違いないな？」

部下A「いかにも。このJAVAワールド征服の第一歩『亀 大発生計画』を見事なまでに阻止したのがあの二人です」

部下B「ただの有害生物駆除業者かと見縊っていた、私たちの負けでしたね・・・」

？？？「我が軍の秘密兵器『クローニズム・カイオール』をよくも破壊してくれた・・・正男め、今に見てろ・・・！」

こちらは正男の家―――

正男「ブヒャヒャヒャヒャ！！この芸人おもしれ～！これは売れるな、うん売れる！」

浩二「兄さん・・・テレビ見ながら飯食うのはいいとして口の中を大っぴらに見せながら笑うのは勘弁してよ・・・」

正男「こまけぇこたぁいいんだよ！面白いんだから笑いたいだけ笑わなきゃシマらんだろぉ？『楽しくなければテレビじゃない』とはよく言ったモンだなぁ」

浩二「もう・・・」

ジリリリリリン！！ジリリリリリン！！電話が鳴った

正男「んぉ？電話だ。浩二、出ろ」

浩二「はいはい・・・しかし我が家は未だに黒電話か・・・」

ガチャ。浩二「もしもーし？」

ザトシ「なんだ浩二か～、お前に用はない！正男に代われ、正男に！」

浩二「ザトシ君か・・・兄さ～ん、ザトシ君から」

正男「どうしたんだぁ？こんな時間に」受話器を受け取る正男

ザトシ「聞いてくれ正男！俺ついに、ペットモンマスターの旅に出る事にしたんだ、明日から！」

正男「ふ～んあっそ～・・・ってなにいいいいぃぃぃぃぃ！！！！？？」

ザトシ「すっかりヒーローになっちまったお前の友人だってのに、何もデカい事やれないなんて一生後悔すると思うんだ。だから俺決めたんだ。金は親から毎月送ってもらう事にして、至る所にあるジムのリーダーに勝ちまくってそれから・・・」

正男「やめろ」

ザトシ「え？」

正男「お前の唯一無二の友人として忠告してやる。やめろ」

ガチャ。ツ――――ツ――――・・・

正男「浩二・・・こりゃマズい事になった・・・」

浩二「僕も聞いた・・・ザトシ君が冒険・・・」

正男「運動もできない上に根性もない、おまけにマザコンで厨二病なアイツには無謀な事だ。早く止めないと！」

すると突然テレビから―――

『・・・番組の途中ですが、ここでニュース速報をお伝え致します。気象庁の発表によりますと、今夜8時から明日朝6時にかけて非常に勢力の強い大型台風がJAVAワールド列島を・・・』

正男「・・・ザトシを止めるぞ・・・明日！」

浩二「兄さん・・・」