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「 BlackDragonStory第一話 」

[Canvas版] Java版

No. 4337
タイトル : BlackDragonStory第一話
特徴 : ~旅の始まり~ 新しい話を作りました。ストーリーがメインで、正男はこれから力を入れていきたいです。
作者 : arka


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得点 コメント
順位 名前 得点 コメント 登録日時
1位 ポール 360 暴言を吐いてしまって申し訳ございませんでした。クリアできました。深くお詫び申し上げます。ごめんなさい。 2016/09/09 13:14
1位 むぎ 360   2013/11/11 13:48
1位 予感魚 360   2009/10/25 16:11
4位 歯が全部虫歯になってそうな奴(レムレス) 340   2011/08/31 14:56
5位 ポール 250   2017/08/25 09:18
(ベスト5のみ表示)


ストーリー

 微妙な寒さから小さな温もりを与える春になったと感じる季節。
 ささやかな風が吹き、小さな芽を咲かせ、人々に希望を与える朝。
 一つの小さな家で、何かが届いた。
 その家の主…俗に正男は、
 届いたものは手紙。
 一通の手紙だった。

 ―――誰からだろう。
 徐に手紙を開き、中身を見てみる。
 差出人は…レイン? 聞いたことのない名前だ。

 そこには、この様なことが書かれていた。

 正男様へ

 突然の手紙に驚いているかもしれませんが、
 重大なことがあるので、連絡をしておきます。
 まず、怪物復活の危険性です。
 怪物…はきっと知っていると思うので、説明は省きます。
 そして次、今すぐ、海岸に来てください。
 以上です。

 唐突な申し出を申し訳なく思いますが、重大なことなので今すぐこのようなことを書かなければいけませんでした。
 早く来てくれると嬉しいですが、遅れてもかまいませんので、
 絶対にきてください。


                                      レイン

 怪物復活。
 何かはっとするものがある。
 もしかして…竜のことか?
 それはない。
 あいつは封印された筈。
 絶対に蘇ることは出来ない筈なのだから。
 でも…思い当たる節がそれ以外にない。
 …解らない。何なんだろう。
 もし…怪物が竜であったのならば…。
 大変なことになってしまう。
 …行っても損なことはない筈だ。
 行ってみるか。


 「おい、浩二。今から出掛けるから留守番よろしくな」
 兄さんの声が響く。
 出掛ける? はは、解ってるよ? 兄さん。
 本当は出掛けるのじゃなくて…。
 何か、あるのだろう?
 何故そんな嘘をつくんだい?
 やっぱり――僕を危険な目に合わせたくないから?
 そんな気持ちいらない。
 僕はただ…いや、僕もただ…兄さんが心配だ。
 だからこそ、そんな嘘をついてほしくない。
 といっても…そんな願いはかなわないんだろうけどね。


 ――勘が鋭い浩二は気付いたらしい。
 でも、そんなこと関係ない。
 ただ、俺は行くだけ。
 呼ばれた場所に…ただ…。